ギフトの種類について

内祝い

内祝いとは元々は「身内のお祝い」、お祝い事のあった家がその幸せをご近所や親戚など親しい人たちと分かち合うために配られていた贈りもののことです。 現在では、結婚や出産など様々なシーンでいただくお祝いの「お返し」として贈りものをするのが一般的です。

時期

内祝いを贈る場合、お祝いをいただいてから1か月以内に贈ります。
相場は一般的にお祝いの3分の1から半額が良いとされています。
いただいたお祝いの品よりも高価なお返しは失礼に当たりますので気をつけましょう。

内祝いの のし

内祝いは用途によって使用する掛け紙が異なります。

【結婚祝いのお返し】

一度結ぶとほどけないというところから、結婚のようにおめでたくても繰り返したくないことに使う10本結び切りの掛け紙を用います。
表書きは「内祝」「結婚内祝」とし、名入れは水引の下に「新姓」か「新姓の下に二人の名前を並べて」または、両家の姓を並べて書き入れます。

新姓のみの場合
【見本】

新姓の下に二人の名前(右から夫、妻)
【見本】

【出産祝い・その他の御祝いのお返し】

蝶結びはまた結び直せることから、何度あっても良いお祝い事に使う紅白の蝶結びの掛け紙を用います。
表書きは「内祝」「出産内祝」とし、名入れは水引の下にお子様の名前を書き入れます。

名前のお披露目ということで、難しい読み方の場合や読み方が複数ある場合は、ふりがなを振ると親切です。

【見本】

【見本】

【快気祝い】

病気やけがが全快したら、お世話になった方や御見舞に来ていただいた方に全快の報告をかねて「快気祝い」としてお返しするのが一般的です。
重ねて起きてほしくないとの思いをこめて、5本結び切りの掛け紙を用います。

表書きは「快気祝」「快気内祝」とし、病気(ケガ)をした方の姓(名)を書き入れます。

【見本】

御中元

御中元とは

御中元の「中元」は、中国の道教の習俗「三元(上元・中元・下元)」の一つに由来します。
道教では中元を人間贖罪の日としており、一日中火を焚いて神を祭る盛大なお祭りが行われます。これが、同じ日に行われていた仏教の行事と混同され、御中元は祖先の霊を供養する日となりました。その後仏教とともに日本に伝わり、御盆の行事となり定着していったようです。
現在のように日ごろの感謝をこめて贈る「夏のご挨拶」となったのは江戸時代になってからと言われています。
この「御中元」を地方によっては「盆供」や「盆礼」と呼んでいるところもあります。

時期

地域によってお盆の時期が異なることから、御中元の時期にも違いがあります。
7月の始めから15日までが一般的ですが、「御盆礼」として8月15日まで贈る地域もあります。
御中元の時期を過ぎてしまった場合、立秋(8月7日頃)までは「暑中御見舞」それを過ぎると「残暑御見舞」として贈ります。

御中元を受け取ったら

御中元をいただいた場合には御礼状を送ります。御礼状を出すことで、御中元をいただいたことに対する感謝の気持ちを示すだけでなく、贈り物を無事受け取ったということを相手に知らせることができます。基本的に、御中元や御歳暮にお返しの必要はありませんが、御礼状だけでは気が済まないという場合には、贈る時期に合わせて「御中元」「暑中御見舞」「残暑御見舞」などでお返しをします。

のしの種類と表書きの書き方

紅白の蝶結びの一般御祝い用の掛け紙を用います。
表書きは水引の上に「御中元」と書き、名入れは水引の下に贈り主の名前を書き入れます。

会社名を入れる場合【見本】

苗字を入れる場合【見本】

個人名を入れる場合【見本】

御歳暮

御歳暮とは

お世話になっている人への感謝の気持ちと年末の挨拶を込めて贈るものです。
もともと歳暮の礼といって、新年に先祖の霊を迎えるために必要な供物を、嫁いだり分家した人が、本家や親元に持っていく行事でした。その後、日ごろお世話になっている人に感謝するなど歳暮まわりと呼ばれる年中行事が行われるようになり、それが転じてお世話になった人に一年の感謝の気持ちを込めて年末に贈る贈り物をさす言葉となりました。

時期

御歳暮は12月初旬から12月20日頃までに贈るのが一般的です。ただし最近では11月下旬にお届けする方も増えています。年内に間に合わない時には年明けの1月7日までに「御年賀」として贈るようにします。さらに遅れた場合には立春を迎えるまでの間に「寒中御見舞」として贈ります。

御歳暮を受け取ったら

御歳暮をいただいた場合には御礼状を送ります。御礼状を出すことで、御歳暮をいただいたことに対する感謝の気持ちを示すだけでなく、贈り物を無事受け取ったということを相手に知らせることができます。基本的に、御中元や御歳暮にお返しの必要はありませんが、御礼状だけでは気が済まないという場合には、贈る時期に合わせて「御歳暮」「御年賀」「寒中御見舞」などでお返しをします。

のしの種類と表書きの書き方

紅白の蝶結びの一般御祝い用の掛け紙を用います。
表書きは水引の上に「御歳暮」と書き、名入れは水引の下に贈り主の名前を書き入れます。

会社名を入れる場合【見本】

苗字を入れる場合【見本】

個人名を入れる場合【見本】